元カナダ軍人・うるせぇ兄さんが語る「サバイバルと護身の本質」 二つの国と文化を生きた男の現在地

著者:編集部

取材を受けた人:うるせぇ兄さん(元カナダ軍人)

 


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静かな語り口の中に、鋭い眼差しが光る。YouTube上では「 うるせぇ兄さん」という名前で活動する彼は、数々の厳しい訓練と実戦的な知識が詰まっている。 彼は、かつてカナダ軍に所属し、ナイフ格闘、銃火器の取り扱い、 そしてサバイバルスキルを徹底的に叩き込まれた人物だ。


「子どものころから“ もしもの時に自分や大切な人を守れる存在でありたい” と思っていました」


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そう語るうるせぇ兄さんは、 日本とカナダを行き来しながら育った。 日本語も英語もネイティブレベルで操る彼にとって、 二つの国の文化や価値観を行き来する生活は当たり前のものだった という。

 


そんな彼が軍隊という世界に興味を持ったのは、 思春期の頃だった。日本の自衛隊ではなく、 彼が選んだのはカナダの軍隊だった。


「英語が話せるし、 どうせなら厳しい環境に身を置いてみたいと思ったんです。 自分を試したかった。」


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彼はカナダ軍の入隊試験を受け、見事合格。 その後は厳しい訓練の日々が続いた。基礎訓練では体力、精神力、 規律が問われる。加えて、ナイフを使った近接格闘術、 拳銃やマシンガンを含む各種火器の使用訓練も受けた。さらに、 極寒の中でのサバイバル訓練もあった。


「キャンプというより、もはや生き残るための“戦場の学校” でした。水も食料も自分で確保しなければならないし、 夜も気が抜けない。人間、極限状態では本性が出るんです。 仲間を助け合えるか、それとも自分のことだけ考えるか。その分、 人間関係も深くなるし、信頼が生まれる」


そうした経験が、現在の活動にも大きく影響している。 軍を除隊後、彼は日本へ戻り、 元カナダ軍人としてYouTubeで発信を開始。動画では、 ナイフや銃の扱い方はもちろん、 護身術や危機回避の考え方についても丁寧に解説している。

 

さらに、彼は対面での護身術講座も展開。 とくに女性や子ども、介護職などの“守る立場にある人” への指導に力を入れている。


うるせぇ兄さんの活動には、カナダ軍で学んだ実践的なスキルと、 日本の社会に生きる中で感じた“危機意識の低さ” への問題意識が根底にある。 彼は単なる格闘家やミリタリー系インフルエンサーではない。 自らの経験をもとに、「どうすれば誰かを守れるのか」「 どうすれば危険を避けられるのか」を真摯に問い続けている。


厳しい訓練を経て帰国し、 再び日本社会と向き合っているうるせぇ兄さん。その背中は、 戦いを経験した男だからこそ語れる“平和のための力” を体現している。