【取材】有名企業社員が突然の逮捕/実名報道で人生が変わる/キリオさんにインタビューしました
著者:Jack Law
監修:平尾一美
こんにちは、今回は「元有名企業社員」で「逮捕」された経験を持つキリオさんにインタビューしました。
キリオさんのSNS
https://twitter.com/kirio_desu?t=JcHGl-WAvkWRZs-yt-m82Q&s=09
・ブログ『ぼくだからできること』
生い立ち
キリオさんは学生のときから成績優秀で進学校を卒業しました。そして、有名大学に合格し卒業することができ、卒業後は誰もが知っている有名大企業に就職し約10年間、働いていました。
人生が変わる朝が来た
有名大企業に勤めていたキリオさんは、家の近くまでタクシーに来てもらい、毎朝タクシーで出勤していました。しかし、この日の朝は、違った。
キリオさんはいつものように朝起きて着替えて朝食を食べていると、突然インターンが「ピンポーン」となった。キリオさんは「少し早いけど、タクシーの運転手さんが呼びに来たのかな?」と思い玄関のドアを開けると、7〜8名の刑事さんたちが立っていた。
刑事さんから突然、家宅捜索のための令状を見せられてキリオさんは「突然の事で全く何のことか想像もできず、頭が真っ白になった」という。刑事さんたちは、家にあがり家宅捜索をし事件に関係する物を押収した。
そして、キリオさんは任意同行という形で捜索車両に乗せられた。車の中で刑事さんから逮捕状を見せられ、手に手錠をかけられた。その時の感情をキリオさんは、「夢の中にいるんじゃないか? 現実なのかわからない。 これは、本当なのか?」と語っている。
刑事ドラマでしか見たことのない取調室に自分がいた
警察署に到着し、取調官と1対1の取り調べが始まった。
この事件は、キリオさんは100%自分が悪いので全て罪を認めた。取り調べでは脅しや恫喝はなかった。
逮捕から72時間は家族とも友人とも会うことができない。「家庭がどうなっているか....」、「仕事を続けることができるか....」と何度も何度も考えてながら、一人、留置所の部屋で家族、友人、会社の事を心配することしかできなかった。
逮捕、当日の夜に被疑者国選弁護人を呼び来てもらったが、、、、合わなかったため、会社の紹介で私選弁護人をつけた。
この頃、実名報道がされた。有名大企業の社員さんだったキリオさんは、全国放送のニュースで名前が出てしまったのだ。
キリオさんは、72時間後に釈放された。
釈放されてからは在宅事件として検察官から取り調べが行われた。
裁判は、3回の公判で終わった。
執行猶予のついた判決だった。
その後の人生
履歴書には、前科前歴があることは書かなくて良いため、書いていない。しかし、前科前歴があるか聞かれたら答えなくてはならない。面接で正直に前科について話した。ある時、採用してくれる企業が見つかり、就職することとなった。
当時の就活の模様は、ブログの中で詳しく綴っている。
https://bokudakara.com/