【取材#2-1】実は刑務所ではギャンブルが行われている。(# 1)

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著者:Jack Law

取材を受けた人:吉田ジェイルさん

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吉田ジェイルプロフィール

1980年代生まれ。埼玉県出身。半グレ、作家、経営者、 元受刑者。懲役14年。 宮城刑務所ではギャンブルやタバコ作りなど更生とは程遠い収容生 活を送り、また東日本大震災を経験した。幼い頃に両親が蒸発、 小学校3年から5年まで児童養護施設に入り素行が悪くなり始め、 小学校5年生のときに実家に戻るも生活は改まらず、 中学校に入学する頃には本格的に非行に走っていた。 その後は10代半ばから暴走族に加入し、 引退後には半グレとなって、 のち20歳のときに強盗や暴行などで逮捕され、 懲役14年の刑に処される。経歴、鑑別所4回、少年院2回、 刑務所1回。

 


日本でも刑務所でギャンブルが行なわれている

 


海外の映画などを見ていると刑務所でギャンブルが行われている様 子を見たことがあると思う。しかし、 日本の刑務所でそれが行なわれているなど想像したことはないだろ う。

 

 

鏡を使って刑務官を逆監視

刑務所の作業では携帯電話の分解をすることがある。 筆者も経験があるが、スマホの画面は鏡代わりに使用できる。 収容者達はその代用鏡を密かに持ち帰ると普段とは逆に収容者達が 刑務官を監視するのだ。 収容棟の廊下に向けて鏡を出せば刑務官がどこにいるか直ぐにわか る。 舎房から刑務官が遠ざかるとスポーツ新聞を手元に野球賭博を行な っていた。


驚くべき金銭の受け渡し手法とは

いまの刑務所は切手が自己保管になっている。 そのため金銭の代わりに切手を使うのだ。 収容者達はほかにもバナナの皮でタバコを作ったり、 収容者間で密書を送り合って不正に通信を図ったりと、 刑務所ライフを楽しんでいる。

 

 

【取材#2-2】 東日本大震災のとき刑務所はどうなっていたのか?(#2) - Jipangu Times