【取材#3-1】元公安調査官が語る日本に入り込む北朝鮮スパイとは…
著者:Jack Law
取材を受けた人:藤谷昌敏さん(元公安調査庁調査官)
日本に潜む北朝鮮スパイ達
実は、たくさんのスパイが海外から入って来ているのが現実だと元公安調査庁調査官の藤谷昌敏さんは語っている。その一つの例は、北朝鮮の工作員である。北朝鮮の工作員達はボートや小型船などレーダーに映らない小型の船を使って日本海を渡り日本に上陸してくる。
なぜ自衛隊や海上保安庁は北朝鮮工作船を捕まえられないのか?
日本には海の警察と呼ばれる海上保安庁がある。そして、海上自衛隊もいる。しかし、北朝鮮から工作船を捕まえることができない。その理由の一つは海上保安庁のレーダーに映らないからである。北朝鮮の工作員達の使っている船はとても小さな船のためレーダーに映ることなく海を渡ることができている。
北朝鮮のミサイル発射や戦闘機が日本の領空侵犯などの軍事的な脅威ではないため自衛隊の任務外になってしまい自衛隊は北朝鮮の小型船を捕まえる活動はしていない。
北朝鮮工作員が日本に潜入しやすい訳とは
日本海を渡り上陸した北朝鮮の工作員達にとって日本は住みやすい場所だという。理由の1つとしては、外見が似ているため見た目だけでは区別がつかない。2つめは、工作員となれば北朝鮮で日本語の語学を習得し流暢な日本を話すことである。3つめは、日本にはコリアンタウンがある。
日本にはコリアンタウンがある。北朝鮮の工作員が日本に潜伏しやすい理由としてコリアンタウンの優しい住民が北朝鮮の工作員とは知らず、日本に来て間もない同じ民族の人間の住居や生活支援をしているのである。そのため、受け入れ先を簡単に見つけられるため、北朝鮮から沢山の工作員達が日本に来ているのである。